to不定詞を副詞的に使う

to不定詞をbe動詞のすぐ後ろに置くことで、いくつかの違った表現をすることができます。

これらの表現はいずれも堅い言い方なので、通常の日常会話ではあまり使われることはないでしょう。

予定を表す

「~することになっている」などの意味で予定を表します。

Finance minister is to speak at the conference next week.
「来週のその集会で財務大臣が講演することになっている。」

will や be going to などよりも確実で形式的な表現になります。

義務を表す

「~するべきである」などの意味で、わりと穏やかな感じで義務や命令を表します。

You are to dismiss half of the employees within the next six months.
「今から6ヶ月以内に従業員の半分を解雇すべきです

※第三者からの命令を伝えるときなどによく使われます。

可能を表す

通常は否定の意味で 可能を表します。

His will was not to be found anywhere.
「彼の遺言はどこにも見つけることができなかった。」

※ to の後ろが受動態となるのが普通です。

意図を表す

「もし~なら」などの意味で意図を表します。

If you are to master English, you must study it hard every day.
もし英語を習得したいのなら、毎日一生懸命勉強しなければならない。」

運命を表す

通常は過去形で運命を表します。

She was never to win the confidence of others again.
「彼女は二度と人から信用を得ることはできなかった。」

win the confidence 信用を得る

※ never などの否定語句を使って表現されることがよくあります。