分詞構文で使われる慣用表現

たくさんある分詞構文における慣用表現の中で、高校英語レベルで必要と思われるものを紹介します。

連語として覚えたり、それぞれの単語の基本的な意味を覚えておけば、あまり文法を気にする必要はないでしょう。

generally speaking(一般的に言うと)

「概して、大体は」などの意味で、その後ろに通常よくありうる事などを続けます。

Generally speaking, people in Osaka are talkative.
一般的に言って、大阪の人たちはよくしゃべる。」

talkative 話し好きの

granting that~(~だとしても)

granted that と言うこともあります。 that は省略できます。

Granting (that) English is a useful language, just a few high school students want to study it.
英語は役に立つ言語ではあるが、それを勉強したいと思っている高校生はほんのわずかである。」

judging from~(~から判断すると)

Judging from an upset look on his face, it seems like something bad has happened to him.
動揺した顔つきからして、彼に何か悪いことが起こったようだ。」

an upset look on one's face ~の顔に現れる動揺した表情

providing that~(~ならば、~という条件で)

provided that と言うこともあります。 that は省略できます。

provide には「与える、供給する」などの意味がありますが、provider(プロバイダー・供給者)はよく知られていますね。

Anything is possible, provided (that) you have a can-do attitude.
やる気があれば、何でも可能だ。」

can-do attitude やればできるという姿勢

taking ~ into consideration(~を考慮に入れると)

Taking the locational conditions into consideration, the monthly rent for the building may not be so high.
その立地条件を考慮に入れると、その建物の月の家賃はそんなに高くはないかも知れない。」

locational condition(s) 立地条件

talking of~(~と言えば)

話題の転換として使われる表現の一つです。speaking of や talking about ということもあります。

Talking of buzzwords, what is the most impressive word for you this year?
流行語と言えば、今年、最もあなたに印象を与えた言葉何ですか。」

buzzword (ある専門的な分野からきたと考えてしまうような、特に意味も定義もない言葉)といった言葉のようですが、一般的に「流行語」として使われいるようです。

~ permitting(~が許せば)

この形でよく出てくるのは weather permitting(天気が許せば)ですが、time permitting(時間が許せば)など、いろいろな言葉を当てはめることができます。

A large audience will flock to the stadium tomorrow, weather permitting.
天気がよければ、明日はスタジアムにはたくさんの聴衆が押し寄せるだろう。」

flock to ~押し寄せる