poisonous と vonomous の違いと意味

意味内容

この2つの単語は「有毒な、毒がある」という意味で使われる単語ですが、細かな部分で使い方が異なってきます。

poisonous は体の表面や臓器などの内部に毒を持っている状態で、触ったり食べたりすることで、その毒の影響を受けるような場合に使うのが基本です。

venomous は、生物が牙などから毒を出して、別の生物に危害を加えるようなものに使われます。

それぞれの名詞形は poison と venom で、前者は、やはりヘビやクモ、サソリなどの牙や毒針を持った生物の「毒液」で、後者は一般的な毒物のことですが、前者のことを指すこともあります。

また両方とも、「有害な、悪意のある」などの意味で、実際の毒ではなく人の悪い行為などに対して使われることもよくあります。

例文と用法

Almost all mushroos are poisonous, so you should be careful when you cook one.
「ほぼ殆どのキノコには毒があるから、料理をする時には気を付けたほうが良いですよ。」

この例文では毒を持つのがキノコですから poisonous を使うのが基本ですが、venomous を使っても理解はされますし、そのように言うネイティブもいるようです。


There are various kinds of venomous snakes in this tropical rain forest.
「この熱帯雨林にはさまざまな種類の毒ヘビが住んでいます。」

通常、毒ヘビと呼ばれるヘビは牙を持っていて、それで噛みついて毒を出すので、正確には venomous を使うのが正しいのですが、上記の例文とは逆でこれに poisonous を使う人もいます。


The woman showed a poisonous/venomous expression to me for a moment.
「その女は私に一瞬悪意に満ちた表情を見せた。」

この場合はどちらを使っても同じ意味です。


posisonous と venomous の毒に共通して言えるにはどちらも toxic ということです。

toxic は、有害であったり、毒物ならどんな物にでも使える単語です。

Tobacco contains many unknown toxic materials.
「煙草は多くの知られていない毒性物質を含んでいる。」

toxic snake などの言い方もできるわけで、ヘビなら大概は噛みつかれると毒を注入されることが予想されるますが、toxic animal などとした時には、それが噛みついて毒を出すものなのか、それとも体内に毒を持っているだけのものなのかは、これだけでははっきりしないこともあるわけですね。